2011年11月28日月曜日

渋温泉  金具屋




『 斉月楼 』

信州を特集したバイク雑誌でこの宿を知り
以前から「泊まってみたいな~!」と思っていたのです。

この度、ようやく休暇が取れ宿泊できました。

金具屋を簡単に説明すると、
250年近い歴史があり国の登録文化財に
指定されている建物が2棟ある宿なのです。

ひとつは木造4階建て『斉月楼』

昭和10年に完成したこの旅館は、
設計にあたってさまざまな建物を見て回り参考にしたのだとか。

現在は木造4階建ての建設は禁止となっています。

現在も立派に旅館の本館として、また客室として使われている宿は
ほとんど無いとの事です。

まるで、「千と千尋の神隠し」の油屋のようです。
実際に映画制作で参考にした一軒であります。




しかし、おいらの写真の腕は凄い!!

パンフレットのように『斉月楼』が写ってるではないかっ!

※違います…最近のカメラが凄いのです。 

『斉月楼』内部の廊下

廊下は外の風景に見立て、客室は一軒の家のように造られています。
天井はアーチ型になっていて夜空を表現しています。

ちなみに上の写真向かって右側は、
温泉街の「おみやげ屋さん」です。
むかしは、商品の陳列棚であったそうです。

水車の部品を床に敷き詰めた、バレン塗りの廊下など
散歩していて飽きません。

飽きるどころか、


「迷路」のような建物で迷子になってしまい…




階段上部からの風景は、
富士山と浮かぶ月が眺められます。

照明部分は月を表現しているのです。

凝りに凝りまくった演出の数々…

歴史あるナムコ ナンジャタウンと言うべきか?
週末やってる『匠』と呼ばれる建築家の仕業か?
※安っぽい表現になるので止めましょう。

『 旧温泉会館・大広間 』
ふたつめの登録文化財は、『 旧温泉会館・大広間』。

167畳の大広間には柱が一本もありません。

宮大工の最高傑作だそうです!


 食事処として使用され、夕食を大変おいしく頂けました。


ちなみに上の方が金具屋九代目のご主人です。

九代目の説明する「館内文化財巡り」は
大変分かりやすく楽しめました。

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