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『 斉月楼 』 |
信州を特集したバイク雑誌でこの宿を知り
以前から「泊まってみたいな~!」と思っていたのです。
この度、ようやく休暇が取れ宿泊できました。
金具屋を簡単に説明すると、
250年近い歴史があり国の登録文化財に
指定されている建物が2棟ある宿なのです。
ひとつは木造4階建て『斉月楼』
昭和10年に完成したこの旅館は、
設計にあたってさまざまな建物を見て回り参考にしたのだとか。
現在は木造4階建ての建設は禁止となっています。
現在も立派に旅館の本館として、また客室として使われている宿は
ほとんど無いとの事です。
まるで、「千と千尋の神隠し」の油屋のようです。
実際に映画制作で参考にした一軒であります。
しかし、おいらの写真の腕は凄い!!
パンフレットのように『斉月楼』が写ってるではないかっ!
※違います…最近のカメラが凄いのです。
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『斉月楼』内部の廊下
廊下は外の風景に見立て、客室は一軒の家のように造られています。 天井はアーチ型になっていて夜空を表現しています。
ちなみに上の写真向かって右側は、 温泉街の「おみやげ屋さん」です。 むかしは、商品の陳列棚であったそうです。 |
水車の部品を床に敷き詰めた、バレン塗りの廊下など
散歩していて飽きません。
飽きるどころか、
「迷路」のような建物で迷子になってしまい…
階段上部からの風景は、
富士山と浮かぶ月が眺められます。
照明部分は月を表現しているのです。
凝りに凝りまくった演出の数々…
歴史あるナムコ ナンジャタウンと言うべきか?
週末やってる『匠』と呼ばれる建築家の仕業か?
※安っぽい表現になるので止めましょう。
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『 旧温泉会館・大広間 』 |
ふたつめの登録文化財は、『 旧温泉会館・大広間』。
167畳の大広間には柱が一本もありません。
宮大工の最高傑作だそうです!
食事処として使用され、夕食を大変おいしく頂けました。
ちなみに上の方が金具屋九代目のご主人です。
九代目の説明する「館内文化財巡り」は
大変分かりやすく楽しめました。